聖域

2010 年 1 月 14 日

こういう高校に勝って欲しいなぁ。。
私が決勝戦を前に山梨学院大学付属高校に持った印象だった。

決勝戦の予想は大多数の方と同じく青森山田高校が勝つと思っていた。
青森山田の選手権での戦いは準決勝を除けば、余裕すら感じてしまう程の勝ち方をしていたように思う。
準々決勝ではインターハイで敗れた鹿児島県代表の神村学園を4−0の完勝で破る。
話題性もあった。
「プラチナ世代」と呼ばれるU-17日本代表の10番「柴崎 岳」を擁し、
柴崎をサポートするセントラルハーフの相方は昨年夏に全治8ヶ月と診断されたが
その半分4ヶ月で選手権に間に合わせたキャプテン椎名伸志。
FW野間を始め、DF中島。各ポジションにも高校トップクラスの技術を持ち合わせた選手達。
かたや山梨学院の評価は様々なメディアで酷い評価だった様に思う。
準決勝では、お笑い人気も手伝って、準決勝で対戦した栃木県代表の矢板中央高校にばかり目を向け、
そんな中で勝った準決勝は個人的に実に爽快だった。
断っておくが、矢板中央が悪いサッカーをしていたとは決して思わない。
むしろ矢板中央のしていたサッカーは好きだった。
シュートへの積極性。
仲間の為に労を惜しまない全体の連動。
謙虚なコメントばかりの高橋監督。
お笑い人気などなくとも、もっと正当な評価を受けても良い存在であったと思う。
ある新聞では「餃子作戦」なる文字が躍った。
読者のインパクトさえ残せれば、良いのだろうか?

話は戻り、優勝した山梨学院は現在の日本代表に足りない物が沢山隠れていると思った。
相手の急所を突く、攻め方。
前が空いたら、即シュート。
見ていて実に清々しいチームだったと思う。
余談だが、決勝での山梨学院の横森監督の主立った指示は
『青森山田のプレスはキツイから、ゴールが見えたら即シュートを打て。』
だけだったそうだ。
つまり、選手の戦術眼と自発性を尊重したことになる。
教え込んでいたからこその信頼ではないだろうか?
ベテラン監督の「聖域」だと私は思う。
心からの『おめでとう』をお伝えしたい。

決勝キックオフ開始直前、両校校歌斉唱を済ませた両チームは円陣を組み
解かれたチームに大きな違いがあった。
青森山田はボールと戯れていた。
山梨学院は、真っ先に親や先輩、友達、仲間の応援席に挨拶をしに行った。

試合前、こういう高校に勝って欲しいと思った。

そして彼等は日本一になった。


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