願望

2011 年 2 月 26 日

昨日の気温は2月だという事を忘れる位に暖かかったのだが、今日は日差しは暖かいのだが、風は冷たい。
2月下旬、関東圏の春の訪れ間近、Jリーグ開幕を告げるFUJI xeroxスーパーカップが日産スタジアムで行われた。
バックスタンドには日差しが降り注ぐがメインスタンドは全くの日陰になり、肩を摩ったり、ひざ掛けを用意したり、と寒そうにしているお客さんが目立った。

 名古屋vs鹿島の試合前にU-18 Jリーグ選抜vs高校選抜の試合が行われた。選手権優秀選手で構成されたチームを熊本県立大津高校サッカー部監督の平岡和徳氏が指揮をする。
 両チーム共に連携不足は否めない試合展開ではあったが、個々の技術に勝るJリーグ選抜が終始押し気味で試合を進める。高校選抜は前半に1失点を喫し、後半に小島秀仁(前橋育英)を中心とした見事な連携から小牟田洋佑(前橋育英)が流し込み同点に追いつく。1-1で迎えた後半29分、渡辺雅樹(15=甲府U-18)が右サイドからカットインし、左足一閃。素晴らしいゴールで勝ち越し、Jリーグ選抜が2-1で勝利を得る。決勝点を叩き込んだ渡辺が15歳という年齢を考えると嬉しくもなってしまうゴールであった。1-1までは昨年と同じ展開ではあったが、昨年のチームの方が見応えがあった。
 連携不足が否めないチーム状態を察した柴崎岳(青森山田2年)が赤﨑秀平(佐賀東3年)の俊足を生かした縦への攻撃は迫力があった。時折雨が降り、今年よりも気温が低かったのだが、そんな事も忘れる位に随分と楽しめた印象が残っている。今年はただただ寒かった印象である。
 35分ハーフと変則マッチではあった為、勝利よりも内容に、経験に重きを置く試合だったのは違いないだろうが、決勝点を決めたJリーグ選抜選手が15歳の選手であり、自分の判断でドリブルし、自分の判断でシュートを打ち、綺麗な得点を決めた事を考えると高校レベルの地盤沈下すら心配してしまう。
 これから高校選抜には恒例の欧州遠征が待っている。求められている事は何で、その為に何をしなければならないか、を各々がしっかり理解し、躍進を期待したい。チームになる頃に欧州遠征が終わってしまう様では何の為の欧州遠征か分からなくなる。
 多くの欧州クラブが日本人に興味を示し始めた昨今、試合会場には多くのスカウトが詰め掛け、見本市と化す事が容易に想像出来る。昨年、遠征に参加した宮市亮の様なサクセスストーリーをついつい期待をしてしまう。即、移籍は不可能だとしても印象を残す事は可能な筈。選手達が持ち帰って来る経験と飛び込んで来るニュースに期待したい。
 名古屋vs鹿島の試合はシーズン開幕前という事もあり、コンディションにバラツキが見られた。特筆すべき事は今季、名古屋新加入の藤本淳吾の順応性にある。アシストも決め、時折見せるサイドチェンジや正確なショートパス、そして抜群のキープ力は目を惹き、連携が高まれば王者名古屋の攻撃をワンランク上に上げる存在になるであろう。日本勢が2年手放しているACLのタイトルを切に期待したい。

 Jリーグが今季「欧州CL基準」を導入する。というニュースを耳にした。
今日行われた、名古屋vs鹿島戦から試合前の両チーム先発選手による握手を取り入れる事が正式に決まった。代表戦、欧州CLなどで既に行われているものなのだが、今月のルール講習会の最中に神戸の元日本代表DF宮本恒靖(34)が発案し、Jリーグ側に採用された。これまでは試合後の握手のみ実施されていたが、Jリーグ関係者は『宮本君の意見を取り入れました。試合後も、ふてくされて握手しない選手がいるが、しっかりと励行させたい』との事だ。
 拝見させて頂いたのだが、良い印象を受けた。欧州CLは両チーム握手の前に、一斉に子供達が走り去ってしまうのだが今日は一緒に写真撮影まで行っていた。子供達にとっては嬉しい思い出になるのは間違いないし、その経験がサッカー選手を目指すきっかけになって貰えれるのなら、嬉しい限りである。

 来週から始まる19年目Jリーグ。素晴らしい19年目となる事を心から願う。


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