直情径行

2011 年 1 月 27 日

何故、こうなってしまうのだろうか。
両国の関係を考慮したとしても、非紳士そのものである。

猿の真似をしたキ・ソンヨンが悪いのか。
何年経っても、明確な理由が見当たらない旭日旗を掲げ応援し続ける日本人サポーターが悪いのか。
それともキム・ヨナ氏の仮面を付けて応援をしていた愚者が悪いのか。

韓国一部メディアは26日、「韓国が負けた?日本戦6戦無敗中」という記事を配信し「今回の試合で日本は決勝戦に進出するが、日本が韓国に勝ったことにはならない」と主張した。
では「日本が韓国に勝ったことにはならない」とはどういう意味なのだろうか?
「久しぶりに韓国戦の勝利で感激し、日本メディアは我先にと勝利を報じているが、重要な事実を見逃している。PK戦での勝利は公式的にはノーカウントだということを。つまり日本は決勝戦に進出したのは確かだが、韓国が敗北したことにはならない」と説明している。
また、日本は2005年8月の東アジア選手権大会で韓国に勝利して以降、日韓戦では韓国にずっと負けている。今回もPKでの勝利の為、韓国の「日本戦無敗記録」は現在も続いているという。
ここまでは両国の関係を考慮すると容易に想像はつく。
だが、韓国世論も変化が見られる。
悔しさを滲ませるこの記事について、韓国ネットユーザーたちは『決勝に出れないなら負けたんだよ』『PKで1点も入れられず敗退した事の方が重要じゃないか』『自己満足な記事はやめろ』と冷やかな反応を示した。
日本人の私にとって嬉しい変化に思う。

朝鮮日報は「楽しい韓日戦は終わった」とし、日本の成長を称賛している。
日本との対戦成績は準決勝前まで40勝12敗21分けと大きく勝ち越しており最近の対戦でも2005年8月の東アジア大会で1敗を喫して以降、2勝3分けと優勢だった韓国。しかし今回の対戦では日本に試合の主導権を奪われ、特に前半は日本のパス回しについて行けずに慌てる場面が多かった。
また、インターセプト数や枠内シュート数、総得点数でも日本を下回っており日本が、かつての様に容易な相手ではなくなったという事実を深く実感せざるを得ない事であろう。
韓国の専門家たちも「日本は南アフリカ・ワールドカップでのベスト16進出以降、恐ろしく成長した。両チームに優劣をつけにくくなり、今後はどちらかが一方的に圧倒するのは難しいだろう」とコメントしている。韓国は今後「本物のライバル」となった日本を相手に毎回厳しい勝負を覚悟する必要があるのかもしれない、としている。
約5年半ぶりとなった日本戦での敗北。この1敗は韓国サッカー界にとって大きな打撃となったようだ。
複数の韓国メディアは韓国が日本に敗れた理由として「主審の誤判」や「体力の問題」といった、様々な原因があると主張している。そのなか「日本は強かった」とし、日本の実力を認めなければならないと指摘するメディアもみられた。
25日の日韓戦については、「惜しい敗北だったが、この日だけは日本が韓国より強かった」と日本を高く評価した。「日本は体力的優位を十分に活用しながら日本特有の速くて正確なパスを武器として韓国の守備を崩した。本田選手のパスが繋がって決まった同点ゴールは圧巻だった」と称賛した。
韓国人監督をはじめとするサッカー専門家たちは「日本は強くなった」と日本の実力を認めている。
韓国人監督は日本の戦術に注目し「日本は先進的なサッカーをすぐに受け入れる包容力があり、インフラも良い為、成長のスピードは速い」と強調した。
専門家たちはまた、日本はもはや韓国戦で萎縮するかつての日本ではなくなったと分析し「これからは日本との対戦で、韓国の勝利を大言壮語できなくなった」と指摘した。続けて「日本の実力を認めなければならない。相手の実力を正確に把握してこそ、次の試合で笑える」との見方を示した。
一方、今回の日韓戦は「勝敗に関係なく、アジアサッカーの未来を見せてくれた名勝負だった」と主張するメディアもみられた。「2002年の日韓ワールドカップと2010年のワールドカップ南アフリカ大会で、優秀な成績を挙げた日韓両国は、アジアサッカーの底力を誇示した」と伝え、日本と韓国はアジア全体を代表するサッカー強国になったと評した。

問題を起こしたキ・ソンヨンは日本戦を前に『精神的に戦争だ』とコメントしている。
ユーゴスラビア紛争を経験したズボニミール・ボバンは『サッカーは戦争だなどというヤツは、本当の戦争を知らないんだ』と語っている。ボバンの前にはキ・ソンヨンの全てが小さく見える。

アジアカップも決勝戦と3位決定戦を残すだけとなった。
日本サッカーの父と呼ばれるデットマール・クラマー氏はサッカーの在り方を次の様に語っている。

『サッカー、それは本当に素晴らしい競技だ。なぜなら、子供を大人に、大人を紳士に育て上げる競技だから』と。

我が日本代表は香川真司を欠き、決勝戦に挑む訳だが紳士的な決勝戦を心から望む。


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