富国強兵

2010 年 11 月 19 日

遅れている。
競うはずの相手に明らかに遅れている。
そんな事を切に感じている。

日本では自国リーグであるJリーグが大詰めを迎えている。
初の、悲願のリーグ優勝に王手をかけた名古屋グランパスエイト。
盛り上がってはいるが私はどうしても歯痒く思う。
ただ私は、初めてリーグ優勝するチームが出て来る事を私は嬉しく思う。
来季のリーグが“より”活発になり、前年チャンピオンを前に対戦するチームは身構える。
「相手は前年チャンピオン」
「前年チャンピオン相手に自分達がドコまでやれるか」
勝てば、チームとして、選手として絶対的な「自信」にも繋がる。
そういった緊張感が高いレベルの試合が望めると同時にJリーグのレベルが上がると私は考えている。

だが、それで良いのだろうか。
何の為のリーグ戦なのだろうか。
親善試合ではあるが16日17日と多くの国際試合が行われた。
述べ32試合の国際試合が行われている。
つまりは64ヶ国が強化試合を行ったという事になる。
ブラジルvsアルゼンチン
ポルトガルvsスペインを始め、多くの強豪国が強化試合を行っている。
各国リーグは国際AマッチデーというFIFAが定めたカレンダーの為、クラブチームは各国代表に選ばれた選手を送り出さなければならないのは承知の事実。
国際試合を行う事により、代表チームは成熟し、若手は経験を積み、クラブチームに戻って来る。
一時の体力的な問題を抱えるが選手として、一回りも二回り大きくなる。
クラブチームに経験を還元する。
選ばれなかった若手は代表選手を手本にする。
何処の国の何処のリーグでも同じ事が起こっている。

しかしFIFAは各国協会に対し、国際Aマッチデーに選手を送り出す義務を設けていても、各国協会に対し「絶対に試合を行わなければならない」という義務を設けてはいない。
つまりは各国協会が国際試合を組まなければ、クラブチームは選手は選手を送り出す必要は無い。
日本の様なリーグ戦の佳境を迎えるリーグカレンダーの為にFIFAは動くだろうか。

試合を行わなければチームの強化は望めない。
ならば、ワールドカップベスト16、そして協会の尽力により交渉次第で強豪国との対戦は不可能で無くなった現在、国際Aマッチデーを上手く使わなくては未来は霞む。
協会には今一度、秋春制問題に目を向けて頂きたい。
欧州では代表に送り出した選手が怪我を負い、FIFAと訴訟問題まで持ち上がる事が多々見受けられる。
選手を送り出すか否か渋っている。
それはそうだ、選手に給料を払っているのはクラブチームであり、協会ではない。

しかし日本に置き換えた場合、クラブチームは選手を送り出す事を渋るだろうか。
強い日本を見たくないクラブチームなど皆無な筈。

アジアチャンピオンズリーグでも勝てなくなっている現在。
今一度、日本サッカー協会には秋春制問題に、リーグカレンダー問題に取り掛かって頂きたい。


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