出立

2010 年 10 月 20 日

『バレージやマルディーニは売り物じゃない』
そう云われていた時代があった。

多くの選手が移籍をせず、愛したクラブでキャリアを終える。
そんな時代があった。
現在は幸か不幸かクラブ一筋でキャリアを終える選手が数えられる時代になってしまった。

我が国の雇用という観点に置き換えた場合でも終身雇用なるものは過去の日本語になっている。
実力が重視され、実力なき者は会社を追い遣られている現実。
故に官僚の方々が起こす不祥事に不審や不満が湧き上がっているのだと私は考えている。
ニュースを眺めていると「能力があるから官僚になり、官僚だから能力がある。」
と云われた時代は過去のものになってしまった様だ。
少なくとも私にはそう映る。

話を戻そう。
『ルーニー退団か!?』
というニュースを目にした。
今シーズンに入り、浮気という言葉が可愛い位の事をしでかし、名を落としたそんな最中の監督批判がニュースのキッカケになった様だ。
ルーニーの能力に疑いの余地な無い。
エバートンFC時代に10代のルーニーの出場した試合をロンドンで見た友人が「一人だけ動きが違う」「シュートの音が違う」と語っていた。
その後、名門マンチェスター・ユナイテッドFCに移籍し、ルート・ファン・ニステルローイの移籍を機に背番号10を背負う。
チームの顔になった。
私なりにルーニーを語る上で忘れられないエピソードがある。
2年前のトヨタカップで来日した際、ダウンジャケットに短パンという季節感の無い出立(いでたち)で試合前のアップをこなし、そのままの出立でベンチに座り、アップも無しにアジア王者ガンバ大阪相手にファーストタッチでゴールを決めたエピソードは一生忘れないであろう。
日本の冬はイングランドと比べても、遜色ない位に冷え込む。
ましてや夜、どんな筋肉をしているのか不思議に思えた。

時代は流れても変わらない事実がある。

有名、無名であれサッカー選手という職業は多くの子供達の夢だという事。
同世代と比べても、多額のサラリーを貰うという事実は万国共通である。

Jの選手達も、協会幹部の方々も常に意識して頂きたい。


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