イルボン

2010 年 10 月 12 日

イタリアで過激なファンを持ち、世界的にも有名なダービーマッチを指揮した事のある指揮官は何を感じただろう。
赤、青、白の三色のタテジマをそれぞれ指揮した事のある稀有な知将はこの日韓戦をどんな気持ちで指揮していたのだろうか。
そして、このダービーマッチをどう捉えていたのだろうか。

試合前に焚かれた発炎筒。
日本では、まず目にしない光景。
指揮官は、イタリアでは何ら珍しくない光景に故郷イタリアを思い出したのではないだろうか。

だが、アウェイで行われた試合とはいえ、これだけ不可解なジャッジは滅多にお目にかかれなかったのではないだろうか。
アフター気味で来るタックル。
物理的に有り得ない方向に飛んだボールが相手ボールだったり。
試合のジャッジングに対して、あれこれ言うつもりは全く無いが、アジアも審判5人制をいち早く導入して頂きたい。
日韓共に見逃されたハンドの反則も見逃されずに済んだのかも知れない。
ただでさえ、ヒートアップする両者の間柄を考慮したジャッジングを期待したい。

試合展開は両者共に闘志を全面に押し出し、テクニックの日本、フィジカルの韓国という戦いが続いた。
しかし、韓国ホームでの韓国は決して弱気な姿を見せない、屈強なチームであった。
その韓国にアウェイでのスコアレスドローは価値がある様に私は考えている。

ただ、気になった事がある。
ザッケローニは招集した選手を全員試そうとしていたのだろうか。
自身が選んだ選手を目の前で試したい気持ちは分かるが、その必要は無い様に思えた。
何故なら、この試合は今年最後の最終戦であり、来年になれば1月にアジアカップがある。
あの状況でこそ勝利を目指して欲しかった。
金崎夢生、中村憲剛を入れ1点を目指した姿勢をもっと早く行うべきだった様に私は思った。

イタリアで地方の弱小チームをセリエA3位に導いたザッケローニ新監督。
イタリアでは「負けない試合」を大前提にし、アウェイの試合でドローは勝ちに等しいのかも知れない。
それはリーグ戦での指揮、そしてやり方。
代表戦は毎週行われない。
韓国以上に日本を敵視する国を私は知らない。
その韓国に勝ち切る日本をファンは期待している。

この試合、韓国サポーターが「日本征伐」「日本沈没」という旗を掲げていた。
友好を心に差し出した手に唾を吐きかけられた気分がした。
狂気は蛮行を、蛮行は狂気を呼び込む。
そんな間柄にそろそろ終止符を打って貰いたい。

故に勝って欲しかった。


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