小さな少年

2010 年 10 月 7 日

『小さな少年だったなぁ・・』
老紳士はそう言って、遠くを見ていた。

ディエゴ・マラドーナを少年時代に指導した老コーチの言葉。
そう、誰であっても少年時代はある。

私の友人の鹿島アントラーズファンは2004年8月1日、国立競技場で行われた1試合を鮮明に覚えている。
後半、途中交代が告げられる。
友人は言う『誰だそれ!?』
まわりにいたファンですら知らない17歳の選手がピッチに出て来る。
少年はトップチームデビューかどうか分からない試合で得点を決めてしまう。
その後、チームはカメルーン代表サミュエル・エトオを獲得、2年後に欧州の頂点を極める。
そして伝説は始まり、現在も伝説は続いている。
鹿島アントラーズファンのみならず、その日、国立競技場に訪れていた観客は伝説の始まりの目撃者となっている事と思う。
少年は幼少期の障害も霞んでしまう程の活躍をし、様々なファンに希望と勇気を与えている。

2010年、少年は南米の雄アルゼンチン代表のエースとして昨日、日本にやって来た。
少年は今や「世界一」の呼び声高く、呼び声に恥じない選手になってしまった。

少年はサッカーに興味を示さない人達でさえ、知っている選手になった。
あのディエゴ・マラドーナの様に。

明日、埼玉で新生日本代表の初陣を迎える。
船出を迎える相手には少々贅沢な相手だが、新生日本代表の活躍と同じ位に少年の活躍に期待している事と思う。
明日の試合のチケットが一瞬の内にSOLD OUTになった事実が物語っている。

明日、埼玉スタジアム2002に少年が登場した時、大きな歓声でスタジアムを包み込むだろう。
少年のプレーにスタジアムはどよめくだろう。

2004年8月1日、メッシーと呼ばれ、日本メディアにメッシーと記された少年。
今は誰もが少年をリオネル・メッシまたはメッシと口にし、記している。

伝説を目撃しよう。
伝説の目撃者になろう。


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