デットマール・クラマー

2009 年 12 月 17 日

正力松太郎賞という賞を御存知だろうか?

プロ野球の発展に大きく貢献した関係者に贈られる賞である。
今年2009年は原辰則氏が受賞した。
WBC制覇、セリーグ制覇、日本シリーズ制覇。
当然の受賞と思う。

一言に素晴らしい賞だと思う。

さて、サッカー界である。

形容的に似ていても、同じような賞はないのではなかろうか?

何故だろうか?

情けない話ではないか。

サッカー界には高円宮杯という大会があり天皇杯がある。
皇族の名を冠にした大会があり、野球にはない。

では何故、サッカー界に貢献した賞が無いのだろうか。
そもそも高円宮杯という冠は皇族として戦後初めてサッカー普及の為、韓国に入国した高円宮殿下を評して付けられた大会のはず。
夫人は今でも国際大会は勿論の事、Jリーグの主要な大会にはお見えになり、
個人的な意見としては頭が下がる思いと同時に故高円宮殿下の功績に平伏したい気分にさせられてしまう。
そんな故高円宮殿下の功績を評して、全日本ユース大会から高円宮杯に名称が変わった。

野球界に正力松太郎があるのなら、サッカー界にデットマール・クラマー賞という賞を設けては如何だろうか?
言わずと知れた日本サッカー界の父である。
素晴らしいエピソードがある。
クラマー氏が監督として、初の欧州チャンピオンズカップを獲得した時に記者から、
「今が貴方の人生にとって一番最良の時では?」と聞かれ
『いや、68年のメキシコ五輪で日本代表が銅メダルを獲得した時、程ではない』
と答えたという。
現在でも御高齢ながら日本を訪れてはJリーグを視察され、
『海外のクラブチームと定期的に試合を組むべきだ』と薦められている。
何年後かにはスタンダードになるであろう「形」を提唱されている。

最後に正力松太郎氏が残された遺訓がある。

巨人軍は常に紳士たれ
巨人軍は常に強くあれ
巨人軍はアメリカ野球に追いつき、そして追い越せ

野球界に習い、サッカー界も先人の築き上げた功績を未来永劫、歴史にそして賞に残して頂きたい。


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