一歩

2010 年 9 月 26 日

またしても、宿敵韓国に敗れてしまった。
カリブ海の島国トリニダード・トバゴで行われていたFIFA U-17女子ワールドカップ決勝戦。
前後半でお互い3-3の点の取り合い、延長戦でも試合は決まらず、PK戦の末に敗れてしまった訳だが国際舞台での女子初の決勝進出は快挙と言っても過言ではないと思う。
準決勝の逆転勝利の波に乗って・・と思っていたが勝負の世界は甘くなかった様だ。

私も勿論、都合の良い夢を人は皆、描く。

今季のJリーグ開幕前、優勝候補にも挙げられていたFC東京は予想外の不振が続いている。
チームの主力選手であった長友佑都がイタリア セリエA・ACチェゼーナに移籍したとしても散々な結果である。
先日、9年振りに大熊清氏が新監督として就任された訳だが、昨日行われた試合でもミスから敗れてしまった。
これから不振に喘ぐチームを建て直せるか。
日本代表コーチ時代イビチャ・オシムにベンチのリーダーと讃えられた男の手腕を興味深く見守っていきたい。

いきなりチームは強くはならないし、急に技術が向上するとは決して思わない。
しかし、何かキッカケさえあればチームは本来のパフォーマンスを取り戻せると思う。
元日本代表や過去に下のカテゴリーで日本代表を経験している彼等がこのまま今シーズンを終わらせるとは思わない。
その「何か」はチームによっても違いはある。
確実な事は一歩一歩進むしかないという事。
その一歩を如何に濃密に過ごすか。
エスカレーターやエレベーターを望まず、階段を一歩ずつ歩むしかない。
ひょっとしたら緩やかな上り道かも知れない。
奢らず、相手を尊重し、味方をチームを信じる。
その一歩一歩がチームを組織を強くしていくと私は考えている。

来月、初陣を迎える日本代表ザッケローニ新監督が就任して突然、日本代表が強くなるだろうか。
日本サッカー界初のイタリア人監督が日本人を理解し融合出来るだろうか。
都合の良い夢だけを描くべきではない。
ただ、どんなメンバーを選ぶか。
初陣をどう戦うか。
そこは楽しみでならない。

先日、FIFAランキングで日本がランキングを32位から30位に順位を2つ上げた。
エスカレーターもエレベーターもいらない。
階段を一歩ずつ、確かな一歩を歩んで行く事。
降りる事を必要としない確かな一歩を私は望む。

U-17女子サッカーが世界に与えたインパクトは小さいかも知れない。
しかし、確かな一歩を歩んだ事実は変わらない。
彼女達が掴んだ自信こそが、後の彼女達に、後の日本サッカー界に生きてくると私は信じている。


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