自信

2010 年 9 月 5 日

「幸先良く」とは、こういう試合の事を言うんだな、と思わせて頂く試合だった。
選手の一人が『ワールドカップの借りはワールドカップでしか・・』と話していたが、実際そういうものなんだと思う。
ワールドカップが終わり、多くの日本人が海外リーグに旅立った。
新チームに馴染み、結果を残している者。
途中交代を繰り返す者もいる。
しかし、人の自信というものは顕著に出る。
左サイドバックの長友佑都の自信あるプレーには驚かされた。
所属するイタリアリーグのセリエAは今季より外国人枠が減らされた。
ワールドカップの早期敗退が外国人枠減少を決めた様だ。
その中でのレギュラーなのだから価値がある。
ファンに「ローマの将軍」と愛された中田英寿氏の様な存在になれる事を期待したい。
右サイドバックの内田篤人は何かに迷っている様に私には写った。
彼のプレースタイルの長所は攻撃なのだから、迷わず攻撃に専念して貰いたい。
彼の持ち味である精度の高いクロスも迷いが生じた場合、精度は確実に落ちる。
世界的に名のある監督に見出された自身の才能にもっと自信を持って貰いたい。

ドイツの新聞をも賑わした香川真司は日本の新聞を当然の如く、賑わした。
前日本代表イビチャ・オシムが惚れ込んだ日本人の「アジリティー」を凝縮した様なプレースタイルは見ていて誇らしかったし試合中、常に背番号11を探してしまった。
南アフリカワールドカップ日本代表選手発表の次の日にドイツ行きを決心した男のプレーには確固たる自信が充ち溢れていた。

物事には確固たるコンセプトが絶対に必要。
中途半端な状況での試合で日産スタジアムを6万5157人と満員御礼にした。

昨日の試合を、たかが練習試合という人もいると思う。
だが、その「たかが練習試合」すら勝ち切れない日本代表がいた事実を忘れては進歩はない。
満員御礼という事実を興行と捉えるか、強化と捉えるか。
強化と捉えているとしたら、未来は霞む。

日本サッカー協会には海外に出向いての試合を望みたい。
海外での試合こそ、本当の強さは得られると私は思っている。

試合開始前のパラグアイのボール回し。
そして香川真司、長友佑都の動きを見て私は強く思った。


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