ジャイアントキリング

2010 年 8 月 4 日

2009年、天皇杯で長野県の松本山雅というチームが浦和レッズに勝利した時、とても嬉しかった。
ファンでもなければ、ただ知っているだけのチームが日本を代表する強豪チームに勝利する。

世に云う『ジャイアントキリング』を起こした松本山雅。

このニュースは全国を駆け巡った。
ニュースは力を呼ぶ。
天皇杯のトーナメントは平たく言えば『強ければ優勝出来る』という簡単明快なトーナメント。
大学生がプロに勝ったり、高校生が社会人チームに勝ってしまう事がしばしば見受けられる。
浦和レッズの慢心は否めないものの負けた事実は変えようがない。
松本山雅が起こした奇跡に近い、この勝利こそ下位に甘んじるチームや、強豪との対戦を前にした弱いチームに勇気を与えるモノだと私は考えている。

先日8月1日、石川県西部緑地公園陸上競技場でガンバ大阪vsモンテディオ山形の試合が行われている。
年間パスがあろうとも観戦は出来なかったみたいだ。
何故、ガンバ大阪が本拠地として石川県で試合を行う必要があったのか。
それはガンバ大阪が地方ファン獲得の為に1995年から1999年と2000年を除き、年に1回公式戦をメーンスポンサーであるパナソニックの系列会社がある縁で試合を行ってきた、というもの。
ところが同所をホームタウンにする「ツエーゲン金沢」が2006年に発足。
正確には1956年に創設した古豪クラブ「金沢SC」というもの。
2004年から2部制に移行した北信越フットボールリーグ1部の初代王者。
2006年に「ツエーゲン金沢」に変更し、今年からJFLに参入している。
あの久保竜彦も在籍している。
地元ファンはサッカー観戦の機会が増えた。
地元ファンが地元のチームに関心を持ち、応援する。

私は素晴らしい事に思う。

この試合、ガンバ大阪は勝利したものの本拠地でありながらアウェイ同様の夏場の移動。
地方ファン獲得の為に始めた企画もホーム観客動員数は今季最低の1万1036人。
来年は白紙のようだ。

世界のサッカーシーンを見渡しても、聞いた事もないチームがジャイアントキリングを繰り返す。
今年の天皇杯が今から楽しみである。

2009年、松本山雅が浦和レッズに勝利したニュースを耳にした時、私は非常に力を貰ったし、嬉しかった。

それは私が長野県民だったからでもある。


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