縁起

2010 年 7 月 11 日

1990年、アルゼンチンがイタリアに勝利し、これから決勝戦。
という時に『マラドーナなら歴史を塗り替えるんだろうな』と子供の時に思っていた。
昔から、サッカー紙を喰い入るよう様に見ていた自分にとってはマラドーナならジンクスを破ってくれるんだろうな。と考えていた。

今大会はジンクスを破る程の勢いを感じさせた国がジンクス通りに負け、予想通りジンクスを覆した国が遂に出た大会だったと思う。
開催国の南アフリカが予選敗退し、ワールドカップ19回の大会に新たな歴史の1ページが書き加えられた。
南アフリカを率いたパレイラ監督の家族の問題があったとはいえ、ホスト国として大失態なのは疑い様のない事実。
大会が盛り下がるか。と言えば割と関係なかった様に思う。

誰かがやってしまう。
例えるなら大縄跳びと同じに思う。
1、2、3と続け回数を重ねる事に増す緊張感。

物事というのは誰かが止める。

実際、私が小学生時代に大縄跳びをしていた際、縄に足を取られて回数を止めた女子生徒は泣いていた。
これからのホスト国は一安心といったところか。

明日の決勝戦はスペイン優勢が巷の予想。
私としてはどちらが勝っても良い。
何故なら、両国が攻撃的なスタイルのチームだからだ。
現在のサッカー界のトレンドは欧州チャンピオンズリーグ(以下CL)が作っている傾向だが、ワールドカップがある年はワールドカップの戦いが戦術のエッセンスとして加わる様に思う。
守備的なサッカーを好む国が優勝してしまうとサッカーの試合は必然的に守備重視の戦いになる様に思う。
守備重視の試合は『つまらない』と大半のサッカーファンは言う。

そんな中でのFCバルセロナの欧州CL制覇はサッカー界の流れを大きく変えたと思う。
その中核を担う、シャビ、イニエスタ、ピケ、プジョルを要するスペインか。
ファン・ボメル、ファン・ブロンクホルスト、元FCバルセロナの選手のいる、オランダか。
参考になるかは分からないが今季欧州CLのファイナリストはオランダの方が多い。

前回ワールドカップのファイナリストのフランスは『ジダンの為に・・』と選手が奮起した。
今大会限りで現役引退を退く『ファン・ブロンクホルストの為に・・』と選手が奮起したのなら、巷の予想は変わるかも知れない。


1990年、オマン・ビイクの驚異的なヘディングでアルゼンチンは初戦を落とした。
そのアルゼンチンはマラドーナの驚異的な活躍によってファイナリストまで駆け上った。

南アフリカは残念なジンクスを覆してしまった。
スペインが優勝したのなら『初戦を落とした国は優勝出来ない』というジンクスは覆る。

どちらが勝とうが負けようが素晴らしい試合を期待したい。
日本代表がベスト16に進出し、サッカーのファンになるか否か、迷っている方に
『サッカーは素晴らしい』と思わせ、
そして『サッカーのファンになろう』と思わせてくれる様な試合を期待したい。


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