歴史

2010 年 7 月 5 日

人間関係には様々な存在がある。
主にアジア圏の中に欧米人には理解し難い上下関係がある。
先輩、後輩。
その存在はお互いを気遣い、敬い、気遣われ、敬われる。
日本では縦社会とも呼ばれ、時に恐れ、時に頼り、どんなに恨んでいても、どんなに慕っていても、必ず別れが来る。

パラグアイ戦後の報道を見ていて、そんな事を考えた。

先輩、後輩の関係が一生続く場合もあれば、時間が経てば過去のものになってしまう関係もある。
理由は人それぞれあるかと思うが、人間的に好きか否かが前者と後者を分けると私は考えている。

私が聞いた中で、嫌いな先輩の一番の理由は怖い先輩だから。というもの。
学校生活や社会生活の中でも必ずといっていい程に、その怖い先輩がいる。
怖いから。と逃げてばかりいては人間的な成長は必ずや止まる。
止めさせない為にも意見を交換したり、言いつけを守ったり。
そういった事は怖い先輩に限らず、より良い人間関係を構築していく為には必ず必要だと私は考えている。
しかし、学校生活も社会生活も一人では生きてはいけない。
その中での同級生、または同期の存在は身も心も楽にしてくれる。
相談したり、怒ったり、笑ったり、腹を割って話したり、生活していく上で実りある人生を過ごす為には同級生の存在が必ず必要になってくる。
同級生は次第に友達となり、親友と名を変えていく。

松井大輔、駒野友一

『仲が良いんだなぁ。。』と初めて思ったのは某局の人気サッカー番組の企画でフットサルをしていた時であった。
ミスを繰り返す駒野友一に松井大輔は『コマキチ!!』と怒鳴っていた。
試合終了後には駒野友一のユニフォームの後ろ襟を掴んで、まるで親猫と子猫の様に、『もう1試合お願いします!!』と番組司会者に頭を下げに行っていた。

パラグアイにPK戦の末に敗れた時、テレビカメラは二人を捉えていた。

サッカーに関していえば、1993年ドーハの悲劇の柱谷哲二氏の涙以来のもらい泣きをしてしまった。

ベンチにいた松井大輔が真っ先に駒野友一の元へ駆け寄り、肩を抱き、涙する。
スポーツの持つ、美しい側面を垣間見た気がした。

日本サッカー界のファンは1993年ドーハの悲劇で先輩から様々な事を教えられたと思う。
私自身も選手達がドーハの地で流した涙の映像を私は未だ鮮明に覚えている。
ワールドカップにかける思い。
その思いが後のジョホールバルへと続いた。と考えている。
そのワールドカップで躍動し続けた松井大輔、駒野友一。

2010年、選手達が流した涙を無駄にしない為にも後輩達は、しっかり覚えていて欲しい。

そして、日本サッカー界がワールドカップベスト8の扉をこじ開けた時、共に笑おう。


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