この地から始まる未来

2010 年 6 月 24 日

アパルトヘイトのあった国とは思えない程、陽気な国。
人々に笑顔は絶えず、優しく、常に明るい。
ただ、確実に闇は存在し、目を背けたくなる現実も飛び込んで来る。

試合中のブブゼラは気になるものの、初めて海外のワールドカップを観戦する私にとっては全てが感動。
他国の試合でも『これがワールドカップなんだ』
と何度も心の中で叫ぶ。

移動中の為、韓国が決勝トーナメントに進んだ事をヨハネスブルグの空港にて知る。
アジア枠減少の噂の為にも喜ばしく思う。
大敗の後のアフリカの雄ナイジェリアを相手に引き分けれる強さには頭が下がる。
それと同時に我が日本代表が勇気と共に無言のプレッシャーを背負ってしまった事を思う。
空港に着いた時、ツアー客が目立った。
危険と言われた国に、決して安く無いツアー料金を承知で海を渡って来た。
日本代表の試合だけを観て帰る方も多いと思う。
明日は弾丸ツアーのサポーターも到着する事と思う。
明日の試合、引き分け以上で自国開催以外で以来の決勝トーナメント行きが決まる。
決まれば、日本サッカー協会は岡田監督に続投を要請するらしい。
どうやら日本サッカー協会は今年に入って、香港にしか勝てていなかった日本代表をカメルーン戦の勝利によって浮かれに浮かれ忘れてしまわれたみたいだ。
誰でも知っている『継続は力なり』という素晴らしい言葉がある。
だが今大会カメルーンに勝ち、サポーター、いや日本国民が今まで味わった事の無い甘味な禁断の果実なるものを味わってしまった。
レベルは違えどフランス代表は前大会、フランス史上二度目の決勝進出という甘味な禁断の果実を口にしている。
4年経ってもジダン不在を埋めきれず、最も醜く本大会に出場し、アイルランドの無念を晴らす事も無く、最も醜く予選敗退した。
間違った継続は間違った結果を生む事はフランスが証明してくれた。
その事を日本サッカー協会は見て見ぬふりを決め込むつもりなのだろうか。

明日の試合『是が非でも勝て!』とは決して思わない。
どんな結果になろうとも過去2戦以上のパフォーマンスを望む。
南アフリカまで来てくれたサポーターに『これがワールドカップなんだ』と思える様な試合をして頂きたい。

日本にいる国民が心を踊らせ、目を擦り、試合を観る。
大金を払い18時間以上かけて南アフリカに来たサポーターがブブゼラを聞きながら試合を観る。

私は何も望まない。
ただ、未来に繋がる闘いを切に願う。


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