奢り

2010 年 6 月 18 日

クラブレベルでも代表レベルでも必ず強いセンターバックがいる。
今季、欧州チャンピンズリーグを制したイタリアのインテル主軸のディフェンダー陣を見てみる。
ワルテル・サムエルが183cm83kg
ルシオが188cm82kg
マルコ・マテラッティ193cm92kg
クリスティアン・キブ183cm78kg
イバン・コルドバ173cm70kg
昔からサッカー選手の理想の体格は身長-体重=100と云われている。
十分に理想に達している。
コルドバだけは背は低いがその身長のハンデを補う程のカバーリング能力とジャンプ力とスピードを持っている。

2006年ワールドカップドイツ大会でチームキャプテンとして優勝し、その年のバロンドールを獲得したファビオ・カンナバーロは176cm75kg。
日本の中田英寿氏も現役時代、チーム練習でも『こいつは抜けねえ』と漏らしている。
コルドバにしてもカンナバーロにしても滅法1対1に強く、相手との身長差が20cmあろうが物ともしない。
事実、カンナバーロに至っては1998年ワールドカップフランス大会決勝トーナメント1回戦で193cmのFWを押さえ込んでいる。
優秀なディフェンダーの共通点はチームのキャプテンを任される事が多い。
インテルには絶対的なキャプテン、ハビエル・サネッティがいる為キャプテンではないが代表ではマテラッティ以外は、みなキャプテンを務めた経験を持っている。
優秀なディフェンダーといっても別にディフェンス技術のみが優秀と言っている訳ではない。
人間的にも優秀。という事。
まず第一に相手をコケにする様な事をメディアにほとんど言わない。

今大会のオランダは優勝候補の一角に挙げられている。
そのオランダの初戦は2-0でデンマークを一蹴している。
隙は無いか。と聞かれればそんな事は無い。
一昔前はスタムとF・デブールと絶対的なセンターバックがいた。
強く、巧く、そしてフェアな印象がある。
チームを後方から鼓舞し続け、私自身1998年大会は優勝するものと考えていた。
今大会のセンターバックのコンビはヘイティンガとマタイセン。
ヘイティンガはサイドバックもこなす器用さはあるが時々、目を疑う様なミスをする。
マタイセンは『日本を5-0にする。』とコメントしている。
そんな事を言われるのも無理は無いが完璧に奢っている。

私は相手をバカにする様な事を言う選手をどうしても好きになれない。
識者は盛んにマタイセンと左サイドバックの連携の悪さを突け。とコメントしている。

確かに穴に思う。

私は日本代表が明日、是が非でも勝って欲しい!とは決して思わない。
だが相手をコケにする様な事を言う選手がいるチームには勝って欲しい。と思っている。

しかし、これ程の楽しみを持ってワールドカップの第二節を迎えた事は今まであっただろうか。

好きな国、応援している国ではなく日本代表に置き換えた場合。

無い。

明日が待ち遠しい。


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