決戦直前

2010 年 6 月 14 日

あれから4年。

日本代表史上最強と謳われドイツに乗り込み、結果1分2敗。
敗因は多くの識者が様々な角度から分析されてきた。
賛否両論は有るが、敗戦を次に生かす為、選手、協会、マスコミ、そしてファンが真摯に受け止め4年後に生かせば良いと思っていた。

当時は。

ワールドカップのみならず、大会の初戦というものは『魔物が潜む』とよく云われている。
毎年、年末に行われる高校サッカー選手権大会を見てみると優勝候補と呼ばれる高校が度々、聞いた事も無いような高校に負ける。
勿論、アマチュアレベルの話。
ではプロの世界に話を移してみよう。
ご存知の通りオリンピック世代は23歳以下の大会であるが、歳が幾つであろうとお金を貰う限りはプロ。
高校時代にアルバイトをした事がある方なら必ず言われる。
『御客様からしたら君もプロ』
「初めてだから」だとか「高校生だから」は通用しない。
初めてだから危ない。と思うのなら店長やら親方と呼ばれる役職に就いている存在が御客様の前に立たせなければ良い。

サッカー日本代表がオリンピックで飛躍した大会は必ず初戦を勝利している。
1968年メキシコ、2000年シドニー。

U-20ワールドカップを見てみると面白い。
初戦を落とし、そのまま大会を後にする世代。
初戦を勝利し決勝トーナメントに行く世代。
初戦を落としたものの、準優勝してしまった世代も存在する。

ワールドカップで飛躍した大会はホームで行われた2002年のみである。
初戦は引き分けている。

大会においての初戦の重要性は誰の目にも明らか。
4年間、様々な事があった。
良い事、悪い事、未来を感じた瞬間、絶望を感じた瞬間。

この大会、明るい未来も暗い未来も全ては初戦にかかっている。というのは言うまでもない。

どちらに転んでも、日本のサッカーであり、日本代表である。

『本当の自分』など存在しない様に『本当の日本代表』も存在しない。


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