食材

2010 年 6 月 7 日

美味しい食事とは何だろう。

純粋に美味しい料理。
気の合った友達と食べる食事。
大勢で食べる食事。
家族で食べる食事。
好きな異性と食べる食事。
人によって答えは様々に思う。
多少、美味しくは無くとも心地良い空間でさえあれば美味しい食事というモノを体感出来ると私は思う。

では、不味い食事とは何だろう。
嫌いな人間との食事。
純粋に不味い料理・・・
この二つに尽きると私は思う。

高いお金を支払って食べる料理を美味しい食事という人もいる。

料理は作る人が必然的にいる。
美味しい料理を作ろう。と思っても不味い料理になってしまう場合が多々あるが、不味い料理を作ろう。と考えて作る人間は食べる人間の事が嫌いな場合でしか当て嵌らない。

では日本代表岡田武史監督はどんなシェフで御客様にどう食べて貰いたいのか。
『今度の世界大会で世界4位になりたいんです』
と聞いて、食べる側は期待する。

食べてみる。

どんなに舌が肥えた人間でも、舌が肥えてない人間でも『無理だな』と思えてしまう。

理由は多々あるが純粋に美味しくないのだ。

飲食店は御客様に『また食べたい』『また来たい』と言わしめる程の言葉は悪いが麻薬性が無ければならない。と私は考える。
そのそれが無い飲食店は行々は店を畳むしかない。
利益が得られないのなら、店を開ける度に借金が嵩む。

日本人は世界的に見ても優しい民族だと云われている。

ある作家は「本土に侵略され、迫害された事が無いから」と語っていた。
確かに私も同感である。

日本人は、どんなに不味い料理でも厨房まで怒鳴り込む輩の様な客の話を私は聞いた事が無い。

慈悲でも無ければ、同情でもない。
みんな岡田監督が作る料理に期待はしなくとも僅かな、ほんの僅かな美味を期待している。
その美味を期待して危険を承知で南アフリカに渡る御客様がいる。
その御客様に、一回で良い。一度で良い。美味を提供して欲しい。

美味しい食事を提供出来無いのなら、調理しなくとも美味しい食材があるはずだ。
そんなサラダの生野菜の様な存在でも御客様は喜ぶ。

自分自身のレシピでは通用しないのは、もうお気づきだろう。
ならば食材だけで勝負出来る料理を期待したい。

理想だらけのレシピはいらない。

サポーターが欲っしているのは僅かな美味。微かな美味。

私は、その美味だけに思う。


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