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2012 年 6 月 26 日

 ユーロ(欧州選手権)2012は大会17日を終え、ベスト4が出揃った。27日にポルトガルとスペインが、28日にドイツとイタリアが決勝戦の座をかけ、相まみえる。

 スペインはあと2勝で、08年ユーロ、10年W杯、12年ユーロという前人未到の記録に挑戦しようとしている。
 だがその前に、1人で試合を決められる選手がいるポルトガルをまず倒さねばならない。その上でむかえる決勝戦は、大会前より「STOP・THE・SPAIN」最右翼とよばれたドイツか、グループリーグ初戦で対戦し、強みのポゼッションサッカーのお株をうばわれ、1-1の引き分け試合を演じた、イタリアのどちらかを倒さねばならないのだから、厳しい戦いが待ちうける。

 今大会のスペインは、現地メディア、そして日本のファンからみても、先発メンバーに首を傾げている。だが、王者ゆえの奇策、と言い換えることもできる。
 現在のつよさの根底は、いうまでもなく継続性の成果である。08年に欧州を初制覇の影の功労者ともいっていい、MFマルコス・セナが代表から退いても、その頃から主要メンバーはほぼ代わっていない。

 セナの場所には10年W杯から、FCバルセロナに所属するMFブスケツが務め、今大会もMF陣をほぼバルセロナで揃え、DF陣はほぼレアル・マドリードで固めている。優秀な選手たちにとって、避けられない「代表招集」という宿命を逆手にとった人選とも言い換えることが出来る。

 かぎられた代表合宿の時間でも、すでに阿吽(あうん)の呼吸はでき上がっており、だからこそFWがいなくとも、試合に勝てる要因のひとつに数えられる。

 そのスペインとは逆に、準々決勝で敗れたフランスは最後まで呼吸が合わなかった印象を受けた。ベンゼマ、リベリーといった中心選手は、うごきを遮断されたわけではない場面で、おおくのミスを犯してしまったのが敗因の一つだろう。たがいに求めている場所から10cmずれればボールを奪ってしまう相手に、そのミスの連続はあまりにも痛かった。

 決勝戦で対戦する両国をみると、ドイツ代表はバイエルン・ミュンヘンに、イタリア代表はユヴェントスにおおくの選手が属していることは興味深い。

 過去の対戦成績をみると、ドイツの前には常にイタリアが立ちはだかっている。2006年ドイツW杯準決勝(2-0イタリア)は記憶にあたらしいが、1982年スペインW杯決勝戦でも対戦し、イタリアが3-1で勝利している。
 イタリア有力紙は、ドイツ戦を前に「1982年7月11日から12日にかけて、イタリア・バーリではアントニオ・カッサーノが産声をあげているが…。」と期待をよせている。
 イタリアの背番号10は、奇しくもイタリアサッカー界にとっての記念日に、この世に生を受けた選手というわけだ。興味深いデータではある。


コメント / トラックバック 2 件

  1. チンチロリン より:

    カッサーノ応援したくなる選手だ!
    現役で1番好きな選手だぜ。
    今まで色々あったが、今やっと国際舞台で輝いてる。それだけで感動。
    優勝したら俺もブリーフ一丁になる。

  2. チンチロリン より:

    カッサーノ応援したくなる選手だわ!
    現役で1番好きだぜ!
    逸材と言われながらも今まで色々あったが、今やっと国際舞台で輝いてる。
    優勝したら俺もブリーフ一丁になる。

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