一つに

2010 年 5 月 30 日

泥臭いサッカー。
と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
私の場合、高校サッカーを思い出す。
負ければ3年間が終わってしまう。
という特別な空間が「泥臭い」という形容詞が似合う物だと私は考える。
後輩達は先輩達に勝って貰いたい。先輩達とサッカーを続けたい。
様々な思いが交差し、試合に臨む。
だからこそ、俗に言う筋書きのないドラマを演出できるのだと私は思う。

闘莉王が『俺達はヘタクソなんだから、泥臭くやんなきゃ勝利なんて転がってなんかこないよ』
とチームに一石を投じた。
この余波がチームに火を点けたらしい。
当初、このミーティングは15分程度の予定が1時間を越えたという。
私は闘莉王に行為に拍手を贈りたい。
裏を返せば、この時期まで闘莉王の言った本音を現在まで出て来なかった事自体が深刻に思う。
岡田監督はウサギとカメの話を日本代表選手達に話て聞かせるらしい。
『ウサギはカメを見て走っていた。だがカメはゴールを見て走っていた。』と
皆さんはどう感じるだろうか。
私はまずウサギを見てからで良い様に思う。
何故か。
明確な目標なしにはゴールは見えないと考える。
一つ一つ、結果を残す事がスポーツには大切であり、理想がある様に現実がある。

面白い話を一つ。
2007年甲子園制覇を果たした佐賀県県立佐賀北高校という高校がある。
2006年佐賀北高校は地方大会の1回戦で敗れている。
だが、翌年の2007年に甲子園制覇を成し遂げている。
運だけで勝てる程、勝負の世界は簡単ではない。
血の滲む努力をしただろうし、勝つ為に最善の努力をした事と思う。
これは野球の話であり、サッカーの話ではない。
逆転満塁ホームランなど存在しない。
岡田監督がやろうとしている事は万年1回戦敗退の高校のサッカー部の監督が全国4強を掲げているのと何ら変わりは無い。
ひょっとしたら、地方大会で負けてしまう程かもしれない。
そんな中での闘莉王の発言は効果大である。
全国的に強豪が揃う千葉県で選手権の切符を手にしただけの事はある様に思う。
年間で数回しか負けない高校出の選手には決して言えない言葉に思う。
万年1回戦敗退の高校のサッカー部の監督がどんなに頑張っても、選手に戦う気持ちが無ければ
絶対に勝てない。
日本史上最強と云われた2006年の日本代表の敗因は「チームが一つにならなかった」と言われている。
ならば、そういった部分では2006年に勝っている。と私は考える。

名将カペッロが率いるイングランド相手にどの位出来るか。
楽しみになってきた。


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