責任

2010 年 5 月 25 日

昨年9月に行なわれたオランダ戦の試合を観た。
何故か?
0-3と結果だけ見れば惨敗だったのだが、個人的に岡田監督に対して最も好印象を抱かせて頂いた試合。
日本代表が正直、ここまで出来るんだ。。と思ったし失点されてからガタガタと崩れてしまった感は否めないが、非常に良い試合だった。と記憶している。
前回ワールドカップで1-3で敗戦したオーストラリア戦でオーストラリアを指揮した名将ヒディングも当時の日本をこう分析している。
『日本は60分過ぎてから必ず体力もメンタルも落ちる。ソコを突きたい。』
オーストラリアが日本に勝った要因は勿論それだけではないにしろ、私は4年経った今でも鮮明に憶えている。
オランダ戦をそういった目で観てみた。
確かにあの日のオランダ戦は誰の目から見ても前半頭から飛ばしていた。
だからこそ、日本ペースで前半を終える事が出来たし世界的強豪を相手にしてもスコアレスという結果だった様に思う。
当たり前の話だが、スポーツは試合終了まで競わなければならない。
野球で例えるなら、7回までは同点だった。
ボクシングで例えるなら、7ラウンドまでは優勢だった。と
これでは「試合」に勝った事にはならない。
最後にアンラッキーが待っているかもしれないし、決して気を緩める事は許されない空間。
後半24分に1点目を献上されてしまうのだが、みなさんも機会があれば、映像で確認して貰いたいのだがアシストした19番エリアに誰もチェックに行っていない。
巧いマークの外し方ではないし、誰もがウオッチャーになってしまっている。
疲労がそうさせてしまったのか、もしかしたら誰かが『オランダ相手にスコアレスなら良いかな』とか考えてしまったのかもしれない。
真相は知る由もないが、セットプレーの守備には最大の集中が必要なのは承知の事実。
私は負けたオランダ戦の教訓を次に生かせば良いと考えていた。
4日後に行なわれたガーナ戦では1-3から執念の逆転勝ちをし、明るい未来を抱いたものだ。
スポーツにもサッカーにも『勝ったチームはいじるな』という言葉がある。
個人によって考え方は違うと思うのだがわたしは「勝利したイメージをチームに染み込ませる」と解釈している。

では、あれから約9ヶ月経って何故、昨日の韓国戦の内容なのだろう。
誰かを戦犯に挙げるつもりは毛頭ない。
チームには是非、良い内容の試合を思い出し、明日スイスに旅立って欲しい。
そして昨日の前半38分のパク・チソンのプレーを思い出して欲しい。
自分がボールを取られたら全力で奪い取りに相手を追い掛ける。
史上最強の韓国代表と呼ばれ、パク・チソンのチームと呼ばれ、自身がキャプテンマークを巻く男が、そんなプレーをする。
それが名将ファーガソンが惚れ込む才能だと思うし、頻繁に使われる世界水準のプレーだと思う。
昨日の日本代表。新しい選手、新しい組み合わせ、それはそれ。
昨年9月のオランダ戦での日本代表に見られた試合内容を何故、見せられなかったか。

私は選手個人が抱くチームプレーへの責任だと考える。

30日のイングランド戦で修正出来るか否か、日本のワールドカップの成功はそこに隠されている気がしてならない。


コメントをどうぞ