比較

2010 年 4 月 18 日

現代サッカーの基礎をオランダ人のヨハン・クライフが作り、その究極をイタリア人のアリゴ・サッキが作ったと私は考える。
サッキの作ったゾーンプレスはACミランの一時代を築いた。
チャンピオンズカップ連覇。トヨタカップ獲得。リーグ無敗優勝・・
挙げだしたらキリがない。
そんなサッキはこんな言葉を残している。
『私が作ったミランは完璧である。しかし私のゾーンプレスを崩す可能性のある例外が1人いる。ディエゴ・マラドーナだ。』
ゾーンプレスそのものもマラドーナ対策と言われている。
私自身も「技術的に歴代ナンバー1プレイヤーは?」と聞かれれば、迷いなくディエゴ・マラドーナと答える。


『メッシはマラドーナを超えている。』

そんな事を口にした選手がいる。
メッシがマラドーナを超える。

確かに似ている。
背丈も利き足もポジションも。
ただ、何故比べられなければならないのか。

仮に日本で読売巨人軍の選手の1人が『彼は長嶋茂雄を超えている』と言ったら世論は大論争になると思われる。
成績の上では超えている選手は沢山いるとは思うが長嶋茂雄を誰かが超えるとは、とても思えない。
数えきれない興奮と数えきれない笑いをこれだけ提供出来たスポーツマンはいない。
日本スポーツ界は今後、生み出せないと私は思う。
商業的な話になってしまうが、長嶋茂雄が新聞に出ると売上が何倍にもなるらしい。

話は戻りメッシとマラドーナだ。

私は無理だと思う。
仮にメッシが何処かの国の下位のクラブに移籍をして、そのクラブをリーグ優勝、カップ戦優勝させ、そして「メッシ対策」なる戦術を生み出せて、初めて肩を並べられると思う。
クラブレベルで欧州一。世界一。若くして個人タイトル総ナメ。
確かに素晴らしい。
だが、マラドーナと決定的に違うモノ。

それはワールドカップだと私は思う。
今年行なわれる南アフリカ大会で、もしワールドカップを獲得出来たのならば。

初めてマラドーナとメッシを比べても良いと私は思う。


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