根本

2010 年 3 月 31 日

大方の予想通り海外より帰って来た中村俊輔の在籍する横浜Fマリノスの選手達が大量に日本代表入りした。

確かに好調を維持しているチームなのだから大量に選ばれるのは当然の事と思う。
しかし、好調を維持しているチームや個人を代表に呼ぶのはコンセプトやチームの方向性を重要視する岡田政権になって初めての様に思う。
そのコンセプトやらも海外組がいなければ顔を出せない様では、疑問符ではあるが。。

本大会まで三ヶ月を切り本大会メンバー発表前最後のメンバー発表で約2年振りに選ばれた選手がいる。
栗原勇蔵である。
Jリーグで中村俊輔のCKを合わせ、横浜Fマリノスの勝利に貢献している選手である。
岡田監督が言うには『身体能力に関しては、ジャンプ力、スピード全てにおいて日本人離れしている。これは世界に通用すると思う。』 

本心だろうか?

世界に通用するとおっしゃるのなら何故、今になって召集なのだろうか。
『中村のセットプレーに合わせるオプッションとして選んだ。』
とおっしゃたのなら、多少は納得は出来る。
4月7日に行なわれるセルビア戦に鹿島アントラーズの岩政大樹は選出されていない。
CBは中沢と栗原だけとなる。今野も徳永も本職はCBではないはずだ。
セルビア戦はトゥーリオが出場停止の為、出れない。
ここで岩政に経験を積ませるべきだとは思わないのだろうか。
国際Aマッチではない為、2軍以下のセルビア相手に失点する様なら目も当てられない。
チーム作りにはそもそも時間を有する。
熟成に熟成を重ねなければ、成果は得られないのはサッカーに限った事ではない。

一つ例を挙げたい。
イタリアにASローマというサッカーチームがある。
かつて、中田英寿氏が在籍したチームなので御存じの方も多いと思う。
一昔前デルベッキオ、モンテッラの2トップにトップ下にトッティという形で三人だけで大量得点を挙げていた時代があった。
この三人が揃って代表入りしたのだが、期待ほど結果を残せなかった。
これはオフェンスの話でありディフェンスの話ではない。
何回か有るチャンスの一回でもモノにすれば良いオフェンスと一回のミスで試合を落としてしまうディフェンス。
サッカーの根本的な考え方の一つを岡田監督は覆そうとしている気がしてならない。
それが吉と出るか凶と出るか。

私は凶とみる。


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