伊太利亜

2012 年 2 月 19 日














百聞は一見にしかず

よく言ったものである。
来てみなければ分からない。
行って体感しなければ知り得ることが出来ない事実がある。

格安チケットを手にコペンハーゲン経由でミラノに到着した。
マルペンサ空港に到着すると気持ちは平気なのだが、疲れの為か目が霞む。電光掲示板の文字は大きく見え、目を細めなければよく見えない。
機内でお酒を飲んだこともあるのだが、仮眠はしたものの起床時間から数え24時間以上、起きていた事になっていた。

空港からはミラノ中央駅行きのバスがあり、乗り込む。
うまく行けばこの日ジュゼッペ・メアッツァで行わるインテル戦に間に合う、と考えていた。
空港にも、バス停にも日本人は見当たらず、薄暗い車内は萎縮させるに十分な暗さがあった。危機管理能力を十分に発揮させなければならないその場所で、あろうことか寝てしまう。

車内が慌ただしくなり目を覚ますと目的地に到着していて他の乗客は荷物を下ろしている。少し自分を褒めてあげたいのは荷物を抱えて寝ていた事くらいだろう。
東京・日本橋にある三越本店の向かいにある建物を10倍位の大きくした建物が中央駅で第二次大戦後のイタリアで、当時首相ムッソリーニが吊るし上げにされたその場所だ。
建物に見入っていると大きな時計があり、時間を知らされる。試合開始を大きく過ぎ、思い返してみるとバスが渋滞にはまったところまでは覚えている。

仕方なくテレビのあるカフェでインテル戦を観戦したのだが、チームになりきれていないインテルがいいところなくボローニャに0-3で敗れてしまう。時折、長友佑都はチームを助けるオーバーラップをみせるが噛み合わない。

驚いた事があった。この日はフィレンツェでフィオレンティーナとナポリの試合があり、同時中継されていた。一連のプレーが切れる度に『ミラノ』、『フィレンツェ』といったMCが入り、中継が切り替わる。
日本では考えられない番組構成なのだが観ている者を飽きさせないやり方だった。Jリーグでも最終節に時折みかけるが、このやり方はあって良い気もする。

部屋に戻り、ネット接続を試みるもうまく繋がらない。フロントに聞いてみるもあまりよく分かっていないようだった。
日本で安いホテルに泊まった場合、ネット環境が整い、スリッパがあり、寝衣まで用意されている。むしろ当然のオプションだ。
日本人の当たり前が当たり前でなくなる場所が外国なのだ。

明日はトリノへ行く。


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