渇望

2009 年 11 月 24 日

世界中にプレーオフと呼ばれる試合は数限りなくある。
あなたはどの『プレーオフ』を思い浮かべるだろうか?

どの競技であれ、両チームのテンションは極限にまで昇りつめる。
選手達は身体も精神も極限状態の状態でプレーをする。

その試合で敗北に直結するプレーをしようものなら、後世まで蔑(さげす)まれてしまい、
逆に勝利に直結するプレーをした選手は後世まで褒め称えられる。

では今回の2010南アフリカW杯欧州予選プレーオフ
彼は世論にどのような印象を与えているのか。。
何故、彼はあんな事をしてしまったのだろうか?

『彼』とはティエリ・アンリのことである。

クラブレベルのタイトルを欲しいままにし、
個人タイトルに至ってはバロンドール以外は総ナメにしている。

選手としてのキャリアも終盤に差し掛かっている彼が何故。

私はワールドカップの重要性だと考える。
三度参加したワールドカップは二度ファイナリストとなるが、いずれも敗北。

キャリアも終盤に差し掛かり、彼にとって最後のワールドカップになることだろう。
彼はやってはいけない事をしたのかもしれない。
スポーツのサッカーの健全性すら危ぶまれる、決して許される行為ではない。

アイルランドの国民は今後アンリという名前を絶対に忘れないだろう。
卑劣というレッテルを張られたかもしれない。

だが、見返してやればいい。

八年間在籍したアーセナルを去る彼をファンは『裏切り者』と罵った。

だが、彼は見返した。移籍したバルセロナで念願のビッグイヤーを手にした。

そして裏切り者でもなかった。
恩師アーセン・ベンゲルのアーセナル監督就任13周年記念の試合を観戦に訪れている。

アンリは言う。
『確かにハンドだった。僕は審判ではない。審判は笛を吹かなかった。だから、当然、僕はプレーを続けた。』
そして自身の口から
『もっとも公平な解決策は再試合を行う事』
そんな事を言う選手をみなさんは聞いた事があるだろうか?

来年行なわれる南アフリカワールドカップはフランスにティエリ・アンリに注目したいと思う。


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