BIG BABY

2009 年 9 月 11 日

サッカー、フットサルをした人間なら逆転ゴールの意味がお分かりだろう。
まして、その逆転ゴールを自分が決めたならどうだろう。

誰でも狂喜乱舞は間違いない事だろう。

稲本はどう思っているのだろうか。。
そして、何を考えているのだろうか。。
稲本の逆転ゴールが決まった瞬間、そんな事を考えてしまった。
2002年のワールドカップでチームの柱、ポジションがボランチながら得点源として活躍。
トルシエ監督から可愛らしい顔に似合わない大きな体から『BIG BABY』と呼ばれ。
ゴールを決めた時の子供の様に、はしゃいでいた彼の姿は今でも忘れられない。

今日のガーナ戦で1−2の後半18分途中出場ながら1ゴール1アシスト。
しかも、その1ゴールがチームを直接勝利に導く逆転ゴールを決めた。

しかし、彼は全く喜ばなかった。

7年の歳月が人格を変えるには十分な時間だという事は分かる。
ジーコJAPANでのスタメン落ち。オシムJAPANでもスタメンを奪えず、彼は苦しんだ事と思う。
岡田JAPANでは召集されたがベンチ外にされたり、決して優遇されてはこなかった。
そんな稲本が結果を出した。
『本田!本田!!』とメディアは騒ぐが彼は期待していたパフォーマンスが残せたか?
柱の俊輔はどうだったか?

今回のオランダ遠征で一番の収穫は柱の俊輔の確認ではなく、無論、本田でもなく
稲本の存在だと私は考える。
結果の話をしている訳ではない。
歓喜の時ですら笑顔が消えた選手。
プレイで引っ張る選手がチームにとって日本人の国民性にとってどれだけプラスに働くか。
『もっと上を見ろ!』
逆転ゴールを決めた稲本を見て、勝手ながらそんな事を感じてしまった。
現状に満足する選手に未来が約束されない事を
長いヨーロッパでの選手生活が彼をBIG BABYから大人に変えた。


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